野間の大ケヤキ観光の基本

ケヤキはニレ科ケヤキ属の落葉高木で、東アジアの一部と日本に分布しています。日本では北海道を除く全国に分布し、暖地では丘陵部から山地、寒冷地では平地で自生します。材は堅牢で、湿気にもよく耐えます。木目が美しいことから「けやけき木」と呼ばれ、これが名前の由来となっています。
大阪府豊能郡能勢町にある「野間の大ケヤキ」は樹齢1000年と言われ、樹高27.37m、幹周り13.01m、枝張りは39.3m×36.2mの巨樹です。1948年に国の天然記念物に指定されています。他に1990年に大阪市・鶴見緑地で開催された「国際花と緑の博覧会」で花博協会と新聞社が共催で企画した「新日本名木100選」や、大阪府が選んだ府内の自然名所100ヶ所「大阪みどりの百選」にも選定されています。
大ケヤキのある周辺にはかつて「蟻無宮」と呼ばれた1220年創建の神社があり、大ケヤキはその御神木であったと推定されています。昔、里人は春季に新芽のふき具合でその年の吉凶を占ったと伝えられています。現在、若葉のころの美しさは格別です。春季、青葉の頃にはフクロウの一種であるアオバズクが飛来し、7月頃まで子育ての姿を見ることができます。
大ケヤキの脇には能勢町立の「けやき資料館」があります。館内には大ケヤキに関する資料の他、樹勢回復事業で剪定された重さ1.7tの主幹部の実物が展示されています。またヤドリギやコブ、輪切りにして年輪を数えた枝幹部など、大ケヤキそのものを実感できる資料が展示されています。